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あまり使わないように簡略化しました。しかし、それにはQOLの多くの違った指標を含んでいます。これらの質問事項は、特別のがんの診断と治療計画に関係した項目を含めることでさらによくなりました。ある治療センターでは、QOLの決まった質問がコンピュータで尋ねられます。患者の答えは、将来の治療計画に有益なデータベースを形成します。
QOLの一つの有用なモデルは、1人のがん専門看護婦ベティー・ファーレル(Betty Ferrell)による痛みの研究を土台として開発されました。そのモデルの上台となっているデータは、がん患者のインタビューからなるものです。その中では次のような質問がなされました。
・QOLはあなたにとってどんな意味ですか。
・あなたのQOLをよくするものは何ですか。
・あなたのQOLを悪くするものは何ですか。
ファーレルとその共同研究者はQOLの四つの領域を見分けるために、これらの質問に対する答えを用いました。約30項目の質問表が患者のQOLを確かにするために用いられました。患者は全体的QOLのさまざまな要素の効果を、量的に上げるために質問されました。
これらの四つの領域とは次のようなものです。
・肉体的健康と症状痛み、機能的能力、体力・疲労、睡眠と休息、悪心、食欲、便秘
・精神的健康不安、うつ、楽しみ・レジャー、苦痛、幸福、恐怖、知覚・注意力
・社会的健康介護者の重荷、役割と人間関係、愛情・性的機能、外観、霊的健康、苦難、痛みの意味、宗教、超越性
各領域は他の領域に影響を与えます。一つの領域は全QOLの概念を代表することはありません。たとえば痛みのコントロールだけではQOLを保証したとはいえないでしょう。他方、痛みのコントロールをしないことは、ほとんどの人々にとってQOLのために重大な意味をもちます。一つの領域の崩壊は他の領域に間接的に影響します。たとえば放射線治療の結果、唾が出なくなった患者は、食べることが困難でしょう。このことは、肉体的健康の上では重大な欠陥となるでしょう。そして、社会的健康という上でも、家族とレストランで食事をするときの楽しみがなくなり、QOLは影響されるでしょう。私たちは末期がん患者のケアを考慮するとき、このモデルに戻ってきます。
精神神経免疫学
私たちは体、心、そして感情がどのように連動して働くかを正確には理解していません。しかし、生物学的研究の初めの段階では、自律神経系の神経伝達物質、内分泌系のホルモン、そして免疫系の免疫伝達物質がすべて細胞の表面の受領器にメッセンジャー分子として機能することがわかっています。このメッセンジャー分子と細胞受容器場所のコミュニケーションシステムは、心と体の癒しと全人的医療一般を、精神生物学的に説明します。
他の言葉でいうならば、中枢神経系は免疫系にコミュニケートでき、そしてともに人間の感情と知識に接触します。人類は長い間、癒しの統一的性質を認めています。おそらく、まもなく物理的土台を理解し、高いレベルの健康を維持するためにこの理解をどう適用するかを理解することができるようになるでしょう。私たちの挑戦は、この知識を、健全さを高め、免疫力を強めるための介入として工夫することです。心と神経系と免疫系が一緒に働く例は1989年に報告されました。おそらくみなさまは、転移した乳がんをもつ86人の女性のスタンフォード大学の研究結果を聞いたことがあると思います。スピーゲル、他(Speigel,et、al.)は、通常の腫瘍治療に加えて、週1回のサポートグループに出席した50人の女性は、ただ腫瘍のケアをしただけの女性よりも、約2倍の生存率であることがわかりました。
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